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WordPressはSEOに強い?SEOに特化したおすすめのプラグインを紹介

更新日:2024.12.01
公開日:2024.12.01

Webサイトを制作する際に「CMS」を導入するか検討することがあります。

CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、Webサイトの構築・管理・運用を効率的に行うための管理システムです。これを利用することで、テキストや画像、デザイン、テンプレートなどのデータを一元管理でき、専門知識がなくてもWebページの編集や更新を簡単に行うことができます。

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この記事では、「SEO観点から見たWordPressの特徴やメリット」と「SEO対策に効果的なプラグイン」について解説します。WordPressを活用し、検索エンジンでの上位表示を目指したい方にとってお役に立てればと考えております。

《本記事は次のような人におすすめです》

・WordPressはSEOに強いのか知りたい方
・WordPressでSEO対策する方法を知りたい方
・WordPressの脆弱性を知りたい方

WordPressとは?

代表的なCMSの1つに「WordPress(ワードプレス)」があります。

世界中のWebサイトの約半数がWordPressを使用しており、圧倒的なシェア率を誇ります。その人気の理由は、「オープンソース」であることやプラグインによって機能を追加できることが挙げられます。また、サーバー代やドメイン代などは別途必要ですが、WordPress自体には使用料がかからないため、無料で利用することができます。

WordPress管理画面の写真

オープンソースとは?

オープンソース とは、ソフトウェアの設計プログラム(ソースコード)が一般公開されていることを指します。これにより、世界中の開発者が共同で改善や機能追加を行うことができます。利用者も自分好みにカスタマイズできる点が大きな魅力です。

プラグインとは?

プラグインとは、Webサイトに新しい機能を追加するための拡張ツールです。これにより、プログラミングの知識がなくても、簡単に必要な機能を追加することができます。例えば、「お問合せフォームを設置するためのプラグイン」などがあります。

WordPressはSEOに強い?

「WordPressはSEOに強いのか」という疑問。この質問に対して、Googleのサーチ・アドボケートはが下のように回答しています。

Googleのジョン・ミューラー氏は、「A page is a page.」という表現を用いて、「WordPressが他のCMSやHTMLサイトと比べて検索結果で上位表示されやすいことはない」ということ示唆しました。WordPressで作成したページだろうが、HTMLで作成したページだろうが、「ページはページ」であり、Googleの評価は同じだということです。

WordPressはSEOに適している

しかし、WordPressはSEOにとても万能です。その理由は、WordPressが検索エンジンにとって理解しやすい設計で作られているからです。

検索エンジンはWebサイトをクロール(認識)してサイト情報をインデックス(登録)し、ユーザーの検索語句に基づいて最適な結果を表示します。そのため、SEOにおいてWebサイトがクロールしやすい構造であることは非常に重要です。(クロールとは、Googleのロボット「クローラー」がサイトを評価するためにサイト内を巡回すること。)

記事更新の簡便性

WordPressの特徴として、記事更新の簡便性が挙げられます。検索エンジンは、最新性や更新性の観点から、定期的あるいは繰り返し更新されるコンテンツを評価する傾向にあります。そのため、コンテンツの更新はSEOにとって重要な要素の一部です。WordPressは、コンテンツの編集や追加を簡単に行うことができるため優れています。

柔軟なカスタマイズ性

WordPressはカスタムの自由度が高いことでも有名です。 ページやサイトを評価するGoogleのアルゴリズムは頻繁にアップデートされています。そのため、アップデートに臨機応変に対応するには柔軟性である必要があります。

豊富なプラグイン

WordPressには、初心者でも使いやすい「プラグイン」という機能が備わっています。世界中のクリエイターが開発したプラグインを導入することで、SEOに重要な項目を簡単に設定することができます。

プラグインをインストールしたからといって検索上位になる訳ではないため、設定はしっかりと行いましょう。

おすすめのSEOに特化した無料プラグイン

① All In One SEO

All In One SEOは、リリースから6千万回以上ダウンロードされているWordPressのプラグインです。高度な設定や開発者向けの機能も揃っているのでとても便利です。機能には、「タイトルタグやメタタグの自動生成」や「XMLサイトマップの自動作成」「canonicalタグの設定」などがあります。

All In One SEOの写真

② Yoast SEO

Yoast SEOは、WordPressサイト向けの人気の高いSEO対策プラグインで、全世界で累計2億回以上ダウンロードされています。日本では、「All In One SEO」の方がシェア率が高いですが、世界では「Yoast SEO」の方が圧倒的なシェア率を誇ります。機能は、All In One SEOと共通する部分が多いですが、「パンくずリストの設置」や「RSS フィードにテキスト挿入する機能」も備わっています。

Yoast SEOの写真

All in One SEO PackとYoast SEOどちらがおすすめ?

両方のプラグインを有効にするとデータの反映が競合してしまうため、どちらか一方のみを使用するようにしましょう。

All in One SEO PackとYoast SEOどちらを使用するかは、利用者スキルレベルと目的やニーズ(どんな機能を使いたいか)に依存します。

Yoast SEOはシンプルで直感的なインターフェースなので、初心者にとって非常に使いやすいプラグインです。そのため、手軽にSEO対策を始めたいユーザーには最適です。

All in One SEOは、細かい設定とカスタマイズに優れているため、中級者以上向けのプラグインといえます。有料版では、SEO分析やリダイレクト設定といった高度な機能が利用でき、細部までSEOを最適化したいユーザーには有用です。

WordPressの脆弱性は?

WordPressの脆弱性とは、本体やプラグインの不具合に起因するセキュリティ上の欠陥を指します。この脆弱性を放置すると、不正アクセス、Webサイトの改ざん、情報漏えいといった深刻な被害を受ける可能性があります。特に、プラグインの脆弱性は攻撃の主な対象となっており、WordPressへの攻撃の約半数がプラグインを狙ったものです。そのため、プラグインを常に最新の状態に保つことが非常に重要です。

WordPressは頻繁にアップデートが行われており、古いバージョンを放置すると、不具合やセキュリティリスクが高まる恐れがあります。同様に、プラグインも定期的にバグ修正や脆弱性への対応が行われています。更新を怠ると、不具合が解消されないままとなり、結果としてサイト運営にリスクが生じます。そのため、サイトを安全かつ快適に運営し、SEO効果を最大化するためには、WordPress本体やプラグインの定期的な更新が欠かせません。

サイト制作はWordPressで問題ない

WordPressは、適切に管理・運用することで、安全かつ柔軟なプラットフォームとして利用できます。これはWordPressに限らず、他のソフトウェアでも同様で、管理を怠るとリスクが伴います。WordPressの特性を正しく理解し、現状を把握した上で適切に管理を行うことが、安心して運用するためのポイントです。

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《この記事の監修》

GritGroup株式会社