リスティング広告で店舗集客する方法！仕組みや特徴とは？

1. リスティング広告とは？

リスティング広告は、Web広告の一種で、主にGoogleやYahoo!で配信される広告の一つを指します。リスティング広告には、「検索連動型広告（サーチ広告）」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。

検索連動型広告とは？

検索連動型広告（サーチ広告）は、検索語句に連動したテキスト形式の広告です。GoogleやYahoo!では、検索結果の上部や下部に広告枠（スポンサー枠）があり、検索した内容に関連した広告が掲載される仕組みになっています。

ディスプレイ広告とは？

ディスプレイ広告は、検索結果の画面以外にも掲載される画像（バナー）や動画形式の広告です。「バナー広告」と呼ばれることもあります。

2. 広告が掲載される仕組み

リスティング広告は、検索結果に掲載する広告を「オークション形式」で決定しています。つまり、「広告を出す」＝ GoogleやYahoo!の掲載枠に対して「入札する」ことを意味します。

広告主は、どの検索キーワードに広告を掲載するのかを決め、1クリック当たりにいくらまでなら払うか「上限金額(入札単価)」を設定します。そして、ユーザーがその語句を検索した瞬間に、他の広告主との競りが行われ、結果として掲載される広告と順位が決定します。

オークションはユーザーの検索が発生する度に行われるため、掲載される広告や掲載順位は常に変動します。

お金をかければすぐに配信可能

お金をかければすぐに広告を配信できるのが特徴の１つです。たとえ自然検索結果の上部を大手企業サイトが独占していても、広告枠であれば掲載することができます。

しかし、それでは獲得単価が高くなってしまい、費用対効果は良くなりません。そのため、適切な価格で入札戦略を行うことが大切です。また、近年、効果の高さから多くの企業が出稿し、クリック単価が高騰しています。他社の動きを読みながら入札額を変えていくなど、緻密な運用が求められます。

3. 掲載順位はお金だけではない

掲載順位に、入札額が影響することを先述しましたが、実は「品質スコア」という指標も影響します。品質スコアとは、主にクリック率やキーワードと広告文やサイトの関連性、サイトの利便性、広告表示オプションによって、10段階で評価されます。品質スコアが高いと、クリック単価を抑えることができるため、結果として、広告に対する費用対効果(ROAS)も大きくなります。

広告ランク（掲載順位）は、「入札単価 × 品質スコア」で評価される。

4. リスティング広告のメリット

①特定のキーワードに配信できる

リスティング広告は、設定した検索キーワードに対してのみ広告を配信します。つまり、ニーズがある顕在層のユーザーに直接アプローチできるのが最大の特徴です。今やGoogleやYahoo!は誰もが利用する媒体となっており、あらゆるキーワードで検索数が大きいため、適切なキーワードで配信することで売上促進を期待できます。だからこそ、広告配信においてキーワード選定はとても重要なプロセスです。

②ターゲティングできる

リスティング広告は、「エリア・時間・年齢・性別・デバイス」などを絞って配信することが可能です。特にエリアは「ある地点から半径⚪︎km」のように設定することができるため、店舗ビジネスの場合は既存のお客様の住んでいる地域などを加味し、設定することが大切です。

③クリックされなければ費用がかからない

リスティング広告は、「クリック課金型制度」を採用しています。クリック課金型制度とは、ユーザーがクリックするごとに広告費が課金される方式です。ユーザーが広告をクリックするということは、サービスに興味があり、見込みの高いユーザーである可能性が高いため、無駄な費用にはなりづらいのが特徴です。

④予算を設定できる

リスティング広告では、日予算を設定して配信を行います。なお、1日の予算を超えてしまうことはありますが、月間予算を超えることはないため、安心して配信することができます。

⑤少額から始められる

リスティング広告は、理論上1円からでも広告出稿が可能です。もちろん、オークション形式になるので1円では配信されないですが、クリック単価の数百円さえ予算があれば配信できます。なお、予算が少なすぎると成果が伸びない可能性が高くなるので注意しなければなりません。 それでも、月に数万円程度で最低限のキーワードだけに配信をすれば、黒字化や売上促進も十分に可能です。

5. リスティング広告のデメリット

①認知拡大には向かない

検索連動型広告は、テキスト形式の広告になるため、知名度を上げるには向いていません。目標を認知拡大にする場合は、画像や動画形式の集客チャネルを活用することを推奨します。

②人気の高いキーワードは広告費が高い

キーワードによって、検索ボリュームや競合の有無は大きく異なります。人気のキーワードや競合が密集しているエリアの場合はクリック単価が高騰している傾向にあり、しっかりと見極める必要があります。

③継続的なコストがかかる

SEO対策とは異なり、広告配信は費用を使い続けないと停止されてしまいます。また、予算が少ないと、例えば、午前中で予算を使い切った場合には、午後に配信されなくなってしまい、ユーザーの獲得機会を損失してしまう可能性もあります。

④広告をクリックした先のページがイマイチだと効果が出ない

広告の配信設定や運用が上手くでき、ニーズの高いユーザーの流入数が増えたとしても、クリックした先のWebサイトがイマイチだと離脱につながってしまいます。そのため、広告だけでなく、デザインや訴求力、サービスの魅力、信頼性など、受け皿をしっかりと整えることが必要です。

⑤広告を避けるユーザーもいる

広告は、すべてのユーザーに好意的な印象を持ってもらえるわけではありません。ほとんどの場合、広告はSEO（自然検索枠）に比べるとクリック率は劣るため、そういったユーザーにはSEO対策を通してアプローチすることが大切です。なお、リスティング広告は、クリック率は低い傾向にありますが、それでも5〜15%程度の流入が期待できます。

⑥運用に工数がかかる

広告の運用方針は、目標（獲得数を増やす・獲得単価を下げる、など）によって異なります。また、競合他社とのオークションになるので、緻密な運用と戦略や分析が必要不可欠です。AIによる配信設定もございますが、すべてを頼るのは危険です。結局「AI vs AI」になった時に、いかに人間による手動設定が出来ているかが鍵になります。

6. SEO対策とどっちがいいの？

インターネットから集客を行う場合は、「SEO対策」「リスティング広告」が集客チャネルとして有効です。

SEO対策とは？

GoogleやYahoo!など検索エンジンの検索結果は、「スポンサー枠」と「オーガニック検索枠」で構成されています。スポンサー枠には「広告」が表示され、オーガニック検索枠には、Googleが検索意図を汲み取り、最適だと判断したサイトが表示されます。このオーガニック検索枠を「自然検索枠」とも呼び、上位表示させるためにWebサイトを最適化する施策を「SEO対策」と呼びます。

併用するのがおすすめ

結論、どれを活用すれば良いというよりは、併用することが望ましいです。それぞれには、特徴や強みがあり、獲得しやすいユーザー層も異なります。上記でも述べましたが、広告嫌いな人は一定数存在し、例え見込みユーザーであっても広告嫌いであれば、広告からの流入は期待できません。そういったユーザーにアプローチするためにも、SEO対策は効果的です。一方で、SEO対策は長期的な施策になるため、即効性を求める場合は広告が最適です。

7. まずは専門家に相談を！

マーケティングには正解がありません。だからこそ、様々な要素（業界やサービス、売上や予算、時期）から方針を策定することが望ましいです。 まずは何が選択肢としてあるのか、優先順位はどうなのか、何が相応しいのかを判断するためにも、多くの集客チャネルを理解することが大切です。 今なら無料相談受付中！「GritGroup株式会社」にご相談ください。

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